品のある京都の女性というイメージのある、女優で服飾評論家の市田ひろみさんが亡くなられました。
年齢は90歳ということで、長寿をまっとうされた感じです。
そんな市田ひろみさんには、夫や家族はいらっしゃったのでしょうか?
独身だという噂もありますが、実際はどうなのでしょうか。
また、着付け教室もやっていたという市田ひろみさんの美容室はどこにあるのかもみていきます。
この記事でわかること
- 市田ひろみの夫や家族はいるのか
- 市田ひろみは独身なのか
- 市田ひろみの着付けの美容室はどこか
では、さっそく進めていきます。
市田ひろみの夫や家族はいなくて独身?
市田ひろみさんには夫や家族はおらず、生涯独身でした。
市田ひろみさんが独身だったため、葬儀の喪主は実の弟の昌生(まさお)さんが務めています。
市田ひろみさんのこれまでの人生を簡単に振り返りたいと思います。
市田ひろみの経歴
市田ひろみさんの経歴についてみていきます。
市田ひろみさん死去 服飾評論家、「京女」体現 https://t.co/rqDhNh5WGT
— 京都新聞 (@kyoto_np) August 7, 2022
市田ひろみ(いちだ ひろみ)
1932年7月10日 大阪府出身 90歳
京都市立堀川高等学校卒業
1953年 京都府立大学女子短期大学部国文科卒業
1953年 ヤンマーディーゼル入社 技術部長の秘書を務める
1956年 女優デビュー
1961年 美容師に転職 母親も美容室を引き継ぐ
服飾評論家としても活躍
のちに着物教室を開講
1968年 ヨーロッパ11か国旅行をきっかけに民族衣装を収集
市田ひろみさんは大阪で生まれ、学生時代は京都で過ごしています。
スカウトで大映から女優デビューしますが、1960年代ごろまで主に女優としてたくさんの作品に出演していました。
その後は美容師となり、母親の美容室を引き継ぎます。
母親のもとで修業を積んで、着付け教室や、世界の民族衣装の調査・収集などし、日本文化の発信に努めています。
1990年代にはサントリーの緑茶のCMにも出演していたことが、記憶にある方も多いのではないでしょうか。
サントリーCMで脚光、市田ひろみさん死去…OLから女優そして「現代の名工」https://t.co/UNqX5xg27r#カルチャー
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) August 7, 2022
文化教室の「京遊学舎」で着付けを教えたりしていました。
また講演会に年間100回以上行くなどしたり、執筆活動もしていて、こんな自由な時間の使い方ができるのは「家庭がないから」と話しています。
若い頃は母親にだいぶ精神的に支えられていたようです。
ここまで色々やってこられたのは母親のおかげだったかもしれないですね。
市田ひろみの着付けの美容室はどこ?
市田ひろみさんの美容室は京都府京都市中京区河原町にあります。
市田ひろみさんは、女優から美容師に転身し母親の下で修業を積みます。
母親と一緒にサロンとスタイリストの仕事をするようになったある日、呉服問屋の社長さんから「着物教室を一緒にしないか」と言われます。
着物の街京都だから、“着物を着られる人を育てていかないといけない”と言われたそうです。
そして昭和38、39年頃、日本で初めて「着物の着付け教室」を開講しました。
市田ひろみさんが着物教室を始めたころ、美容業界からは「素人に着付けを教えてしまったら美容室にだれも来なくなる」とかなりのバッシングを受けます。
しかし市田さんの母親はとても強い人で「今にみなしはるわ。やめんでええわ」と言っていたそうです。
現に今では着付け教室は普通にあり、多くの人が着付けを習っています。
着付けはみんながやるようになっていくと、市田さんのお母さんはわかっていたのですね。
しっかり自分を持っている母親にこれまで支えられて、市田ひろみさん自身もそんな母親のような芯の強さを持って仕事をしてこられたのでしょう。
美容室はどこ?
市田ひろみさんの美容室は以下の場所にあります。
市田ひろみ美容室
〒604-0924 京都府京都市中京区河原町押小路上ル一之船入町384
河原町ヤサカビル 2F
TEL.075-256-9382
アクセスはこちら
美容室は1948年創業、母親の代から引き継がれています。
美容室としてだけでなく、雑誌などの撮影や、結婚式でのヘアセットや、メイク・着付けまで行っています。
昭和レトロな落ち着いた店内となっています。
ICHIDA BEAUTY SALOON ホームぺージ
メニューは以下のようになっています。
サロンメニュー(税別)
カット 5,500円~
パーマ 11,000円~
カラー 11,000円~
メイク 6,000円~
着付け(税別)
太鼓結び 7,500円
変わり結び 9,000円
女子袴 8,000円
男子紋服 8,000円
ブライダルメニュー(税別)
洋装1点 60,000円
和装(洋髪)1点 100,000円
和装(かつら)1点 150,000円
新郎紋服着付 10,000円
市田ひろみ美容室、今日も完璧な仕上がりでした。 pic.twitter.com/W88Xx3bLDp
— くろくろ (@kuutan1217) February 23, 2019
市田ひろみ美容室は信頼があって、技術はトップクラスだったとコメントがありました。
利用された方はとても満足されていたようですね。
着付け教室はどこ?
市田ひろみさんの着付け教室は、こちらも京都市中京区にある「京遊学舎」です。
着物の知識が学べ、特殊な小物を使わず手結びで行う気つけです。
場所はこちらになります。
京遊学舎
〒604-0883
京都市中京区
間之町通竹屋町下ル楠町607
TEL 075-212-2044
最初のクラスは「本科」で週1回の12回コースです。
入会金が5,500円、受講料は12回分で16,500円となっています。
12回でこの金額はお値打ちに感じてしまいます。
その先は以下のようになっています。
クラス | 期間 | 受講料:1ヶ月(税込) |
---|---|---|
専科 | 3ヶ月 | 6,600円 |
専攻科 | 3ヶ月 | 8,800円 |
研究科 | 3ヶ月 | 11,000円 |
師範科 | 6ヶ月 | 13,200円 |
高等師範科 | 6ヶ月 | 16,500円 |
研修科 | 卒業生対象 | 11,000円 |
*各クラス 週1回授業
京遊学舎ホームぺージより
ホームぺージを見ると、楽しみながら着付けを学ぶことが出来るようです。
様々なイベントも企画されていますね。
精力的に着物文化を広めていたことがわかります。
まとめ
市田ひろみさんの夫や家族と経歴、経営していた美容室や着付け教室についてまとめてきました。
市田ひろみさんは凛とした京都の女性という方でしたが、その一方で気さくな人という印象ですね。
いつもにこやかで笑っている様子が思い浮かびます。
生涯独身だった市田ひろみさんですが、周りの方を美しくしたり、日本の文化を広めるために、人生を捧げてきたのかなと思いました。
市田ひろみさんのご冥福をお祈りいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。